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クリーニング、修理解説

レディス財布、内ファスナーのテープ部分が切れています。 テープが切れることでスライダーがそれ以上動かせなくなっています。閉まらないと中身が散乱しそうで心配ですね。 テープが切れたところを接着剤で直そうとしたらしく、その部分が黒くなっていますが、テープのように薄くて浸みこみやすい素材にはどんな接着剤でもうまくくっつきません。 こういう場合はファスナー全取り替えしか方法がありません。つまみ付け替えはサービスで。 ヌメ革は使い込むほどに鞣(なめ)しただけの新品の革の色から独特なアメ色に変化していきます。 手の脂分を吸い込んで色が濃くなっていくんですね。 これは「エイジング」といい、ヌメ革の最大の特徴なんです。 たいへん手触りのよいヌメ革ですが、このエイジングが進むとさらにいいアメ色になり、手触りもよくなるでしょう。 大事にお使いになってくださいね。 エイジングで色が濃くなったのを汚れと勘違いして洗ってください!という方もいらっしゃいますが、当店ではヌメ革の長所であるこの「エイジング」という特徴をご説明し、そのままお使いになってご自分だけの革になさることをお勧めしています。 じつはすべて手縫いです。 この財布のファスナーを取り替えるにはかなりばらさなければいけないため、革修理の専門業者に見積もりを頼んだら、とんでもない額になったのです。この金額ではお客様も財布の修理をあきらめることでしょう。ですので、たいへんですが自分で縫いました。 完全にばらしてのファスナー取り替えではなく、「なんちゃって修理」ですが、革用の針で指ぬきを使って、革にあいた針穴を一目一目拾いながらの作業で、指はささくれてボロボロ、目は細かいところばかり見ているのでショボショボ。。。 デモ、お客様に喜んでいただけるならやりがいがありました!
















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「わきだから目立たないけど白い糸が見えて気になるの。白い糸が隠れてくれればいいんだけど。。。」というご依頼。素材はウール70%ポリエステル30%。とすると残っている白い糸はポリエステルでしょう。虫もポリエステルはまず食べませんが、それとも固かったのでしょうか(笑)。「はめ込み」という方法で直しました。共布を穴と同じ形に切ってはめ込むので「はめ込み」。生地の段差が出にくい修理方法です。






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ご依頼者は以前当店で糸かがりで直させていただいたご年配の方。長時間立って料理などをすると疲れるので、ひじをついてやっている、とのこと。それで別のところに穴が開いてしまったんですね。これからもその姿勢は変わらないと思うのでひじ当てを付けることをご提案させていただきました。あれから3年経ちますが破れていないそうです。






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「肩パッドがはずれたので直して欲しい。」というご依頼。縫っている糸がはずれた、と思ったら。。。取れるはずです!両面テープを貼り付けてあるだけでした。ミシン縫いだとパッドの裏側まで縫い付けてしまうので手縫いで縫い付けました。これでもうパッドの取り外しは自在です。






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どちらもアフター写真です。「ラコステLACOSTEのポロシャツにもともと付いていたプラスチックボタンを黒蝶貝の二穴ボタンにして欲しい。」というご要望。高価なボタンなので取れないよう手縫いでしっかり縫い付けました。生地との余裕もバッチリ!ボタンのはめやすさが機械縫いとはぜんぜん違います。貝ボタンは厚み・デザインによって価格が大きく違うためボタン代は別途いただきます。






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カシミヤはカシミヤ山羊から取れる希少な繊維。上毛の下に生える細い毛を梳いて取ります。洗うと縮みが起きやすいデリケートな繊維です。太さは髪の毛の十分の一しかありません。その細い繊維のあいだにたくさんの空気を含みます。だから薄いニットでもウールのものより暖かいのです。











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茶色と紺色の地色に赤いバラ柄のセーター。はなびらのキワに虫食いが3カ所ありました。この穴は大きさが1.5センチあります。この穴の大きさで柄の部分のお直しは場所によっては柄がくずれてしまい目立つこともありますが、今回はぎりぎり柄のキワの部分でした。






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前身頃中下と裾リブ、2カ所にどちらも大きさ5ミリの虫食いがありました。「どうして目立つところばかり食べるの?」とお思いでしょう!おそらくこの場所になんらかのシミがついていたから、です。衣類を食べる虫は幼虫から孵化するためにタンパク質(この場合は毛)と同時にシミが必要なのです。タンパク質がごはん、シミがおかず、というわけです。同色の糸を使った穴かがりで直しました。極細糸を使っていますので直した跡がほとんどわかりません。











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リボン糸で編まれたサマーカーディガン。右肩うしろに穴が開いていました。バッグの金具がひっかかったのでしょうか。リボン糸で編まれたものはそのさらさらした素材感を大事にするため、編みもゆるく糸自体もあまりじょうぶではありません。ひっかけにはご注意を!当店の修理でここまで直ります。






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「ビキ(BIKI)」です。「ビギ(BIGI)」ではありません。イタリアのブランドで日本のライセンスブランドとしてもっとも古い歴史があります。このニットもいいカシミヤを使っていますね。これだけキレイなヴィヴィッドイエローを出すとはさすが!です。





















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太畝のニットはかなりきれいに直ります。胸前の中央というひじょうに目立つところにあった虫食いですが、お客様も「どこだったかわからない!」と喜んでいただきました。当店の極細糸による糸かがり修理は編み直しよりリーズナブルな料金で直ります。











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スラックスの左太もも部分にできた穴あき。穴の周辺がほつれています。共布を使った接着修理で直しました。目立つ場所だけにはじめはかけはぎをお勧めしました。かけはぎはきれいに直りますが6000~7000円はかかります。「そんなにかかるなら新しいスラックスを買った方がいい。」とのこと。直した跡が多少目立っても穴がふさがればいいから、というご要望でこの方法でお直ししました。






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太ゲージニットのセーターの袖口に長い糸引きができていました。編みがゆるいニットは糸引きがおきやすいですね。これだけ長く糸が引き出されていると完全に元通りにはなりませんが、この程度までは直せます。あきらめずにご相談ください。






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PINORE(キング社)ブラックレディススーツ。マイクロファイバーポリエステルという極細のポリエステル糸で織られていますので独特の光沢と質感があります。この素材で気を付けなければいけないのは、このように糸がひきつれてしまうこと。細い糸で織られたシルクやキュプラなどの滑りやすい素材、たとえばブラウスや裏地などでもできやすいですね。バッグや座席などとのちょっとした摩擦で引きつれます。特殊な用具で一つ一つ直しました。






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ラルフローレンRalph Laurenのポロシャツ。ボタンを黒蝶貝の四つ穴貝ボタンに、ボタンのつけ糸は色糸にしてほしい、ドイツの国旗のカラーとコーデしたいので赤と黄色で!シックでありながらおしゃれな雰囲気になりますね。すてきです!しかもクロスステッチで、とのこと。クロスステッチだと糸の色がはっきり出ますものね。機械縫いではできない手縫いの付け方です。しかも機械縫いと違ってほどけることはありません。生地と適度な余裕を取っていますのでボタンをはめるのもラクですよ!






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お揃いの自分の名前が入った特注半纏で一着しかないもの。腰上あたりにかぎ裂きができてしまった、買い直すのはむずかしいので直してほしい、というご依頼。できれば安く、とのことでしたので今回は接着のみの修理をいたしました。特殊な衣料用の熱接着ですのでふだんは力の掛からない場所ということもあり、これでじゅうぶん強度があります。






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黒一色、しかも糸が極細の、いわゆるハイゲージのニットは虫食いの修理の中でもひじょうにむずかしい部類の修理です。直した跡がそれなりに目立ってしまうからです。これは直径7ミリの穴でしたが30センチの距離から見ても直した跡がわかります。穴がふさがる程度とお考えください。






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コットンパンツの裾のすり切れ修理です。某高級ブランドのものですが、なるべくきれいに!というご要望でした。「1センチほど短くなりますが、いいですか?」とお聞きすると「そのくらいなら気にならない。」とのお返事。そこで当て布を使いきれいにまとめました。当店の最高ランクの修理方法です。






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大豪雪の今年、このようなお直しが増えました。スラックスの膝下あたりにできるすり切れです。はいている長靴の履き口とすれてスラックスに穴が開いてしまいました。かなり除雪に奮闘されたのでしょう。なるべくお安くということで接着修理でお直ししました。来年はもう少し雪が少ないことを祈るばかりです。






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ポケット口の脇の部分は思わぬ力が加わって裂けてしまうことが多い場所です。とくにポケットのふたを中に入れっぱなしの時にひっかけやすいようです。ミシン修理でお直ししました。1本、線が入りますがそれほど目立たずにお安く直すことが出来ます。






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エクセーヌはポリエステルでできたスェード調の生地です。生地の断面がおそろしくスェードと似ています。ですから手触りもそっくりです。ポリエステルとはいえ高度な技術で作られているため高級な生地です。そのジャンパーのポケットに入れておいた飴が溶けてこのようにシミになったとのこと。特殊な水洗いのウェットクリーニングで落としました。